リニューアルに伴う運営課題を一挙に解決。圧倒的な機能性が導入の決め手に
- 【種別】
- 観光/複合施設
- 【来場者数】
- 約60万人
- 【導入時期】
- 2024年4月
- 【導入機器】
- 券売機/入退場ゲート
- 先着
- 日時指定
- 定員制限
- セット券
- 来場管理

目次
導入施設について
1963年に誕生した神戸ポートタワーですが、 世界初のパイプ構造(構造双曲面構造)、鼓を長くしたような美しい外観で「鉄塔の美女」とも呼ばれ、神戸の方からも愛されてきました。 2021年9月27日より、耐震の補強工事のため休館となっていましたが、2024年4月26日にリニューアルオープンを迎えました。 タワーでは、展望フロアや今回のリニューアルオープンから初めて入場可能となる屋上フロア以外にも、 光のミュージアム、メリーゴーラウンドカフェ&バー、ポートタワーギャラリー、太陽と月と星の空中回廊などといった様々なコンテンツも提供しております。
導入の目的① – 日時指定制と安全運営のための“確実な定員管理”を実現したい
リニューアル後の神戸ポートタワー様では、来場者の安全性確保と混雑緩和のため、時間帯ごとの入場制限が必須条件でした。
しかし、多くのチケットシステムは、
・日時指定はできても、細かな時間帯別の定員管理が弱い
・Webと券売機で在庫が別管理となり、調整作業が必要
といった制約があり、実務での運用に課題が残る状況でした。
加えて日々の現場では、
・Web販売後に券売機の在庫調整を失念するリスク
・売り越し回避のためにチャネルを分けて運用せざるを得ない非効率さ
など、煩雑な管理が大きな負担となっていました。
クラウドパスでは、
・時間帯ごとに定員設定が可能
・Web、券売機の在庫がリアルタイム同期
が標準機能で実現できるため、複数チャネル販売でも安全性と効率性を両立。
売り越しリスクを気にせず、安定した日時指定制の運営が可能になりました。
導入の目的② –チケット受付・来場管理
ポートタワー館内には飲食店舗があり、入場券+飲食クーポンを組み合わせたセット券販売が導入条件でした。
一般的なシステムでは、オンライン・券売機販売ともにセット券対応が難しく、
・セット券購入時に各チケットの販売数を正確にカウントできない
・各チケットをそれぞれ発券できない
・発券したQRコードを飲食店舗でそのまま利用する動線を確保できない
といった課題があります。
クラウドパスでは、神戸ポートタワー様の運営に合わせたチケット販売システムを開発。
これにより、
・入場券+ノベルティ特典
・入場券+コラボフード/ドリンク
といったセット券販売が可能になり、マーケティング施策に基づいた来場者誘導も期待できます。
導入の目的③ –有料エリアと無料エリアの運営効率化
ポートタワーでは以前から“無料エリア”と“有料エリア(展望台)”が分かれていますが、運営側からは、
・無料/有料エリアの案内を無人化したい
・有料エリアの人数をリアルタイムで把握したい
といったご要望がありました。
クラウドパスでは、
・有料エリア入り口に入場、セキュリティゲートを設置し、無人でのエリア管理を実現
・有料エリアの販売を日時別に枚数制限して販売することで、収容人数を超える心配なし
・管理画面でリアルタイムに来場状況を確認可能
これにより、スタッフ介在を減らし、案内業務の負担を軽減。
施設全体の運営効率向上に貢献しています。
導入の目的④ -増加するインバウンド対応を“自動化”
神戸ポートタワー様は国内だけでなく、海外からの観光客にも人気のスポットです。そのため、多言語での案内ニーズが年々高まっていました。
クラウドパスは、券売機・Webいずれでも多言語自動翻訳に対応しており、どの国の来場者でも迷わずチケットを購入できる環境を提供できます。
これにより、外国人来場者へのスタッフ対応負担や窓口での販売対応を大幅に緩和し、運営効率向上にも大きく貢献しています。
リニューアルオープン後、チケット販売施策などの取り組みもあり、2025年3月28日(337日目)には累計来場者60万人を達成。
※年間60万人到達は、1993年度(平成5)の68万5,751人以来31年ぶりの大台です。
導入の目的⑤ –電子版年間パスポートの販売や複数券種の一元管理
一般的なチケット販売システムでは、年間パスポートの導入には以下のような課題がありました。
・電子版での販売不可
・電子版へのイメージ写真添付不可
・オンライン購入不可
・チケット販売システムとは別で管理が必要
しかしクラウドパスでは、年間パスポートも含め、オンラインでの販売が可能。
さらに、入場券やセット券など、すべての券種を同じ管理画面で一元管理できるため、販売運営の効率化や管理工数の削減に大きく貢献します。
導入効果・運用
① 販売・売上管理の簡素化
オンライン販売と券売機販売の在庫・売上がリアルタイムで同期され、共通の管理画面で一元管理可能。時間帯ごとの入場制限や複数券種の同時購入にも対応でき、販売設定や決済処理の手間を大幅に削減しました。
さらに、入場券やセット券、年間パスポートなど全ての券種を1つのシステムで管理できるため、管理業務の効率化にも貢献しています。
② 省人化・現場負担の軽減
オンライン販売に加え、券売機販売や入場ゲート導入により、在庫・販売状況の確認、日次報告、現金精算作業のダブルチェックなどの運営業務を大幅に簡素化。
有料エリアの入場管理やセット券の発券も券売機で無人対応できるため、少人数でもスムーズで効率的な現場運営が可能になりました。
③ マーケ施策・セット券活用
オンラインでのセット券販売が可能になったことで、入場券+ノベルティや入場券+飲食/ドリンクなど、施設独自の販売施策に対応可能。
来場者の体験向上や、神戸ポートタワーを訪れる目的作りにも貢献しています。
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