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【2025年版】イベント予約システムおすすめ10選|選び方やメリットも解説

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イベント運営に欠かせないのが、参加受付や案内業務を自動化できる「イベント予約システム」です。手動管理では対応しきれない複数イベントの予約管理や、当日の受付混雑を解消する仕組みなど、業務効率を大きく改善できます。

本記事では、おすすめのイベント予約システム10選と、選び方・メリットを解説します。導入を検討している企業や団体の方は、参考にしてください。

目次

イベント予約システムとは?

イベント予約システムとは、セミナーや展示会、勉強会などのイベント参加者をオンライン上で効率的に募集・管理できるツールです。予約者はWebフォームから簡単に申し込めて、主催者は参加者の情報を自動的に収集・整理・通知できます。

近年では、下記の項目を一括管理できる多機能型システムが主流です。

【一括管理できる多機能型システム】

・予約受付から決済
・リマインド通知
・当日の受付
・事後フォロー

小規模イベントから大規模イベントまで、スムーズな運営の実現に役立ちます。

イベント予約システムの主な機能

イベント予約システムの機能は、ただ予約を受け付けるだけではありません。主催者と参加者双方にとって便利な多機能が揃っています。代表的な機能は、下記のとおりです。

【代表的な機能】

・参加者管理機能
・イベント予約ページ作成機能
・リマインドメール、通知機能
・メルマガ配信、クーポン発行機能
・QRコード発行、受付管理機能
・オンライン決済機能

詳しく見ていきましょう。

参加者管理機能

参加者管理機能では、申し込み者の氏名・連絡先・参加ステータスなどの情報を一元的に把握できます。参加状況の確認やメール送信などがスムーズに行えます。

イベントの規模が大きくなるほど、正確かつスピーディな情報管理が求められるのが特徴です。そのため、柔軟にフィルタや検索ができる管理機能の充実度は、運営効率に直結するでしょう。

イベント予約ページ作成機能

集客力を高めるには、魅力的で使いやすい予約ページが不可欠です。この機能では、下記の内容を掲載したWebページを、ノーコードで簡単に作成できます。

【イベント予約ページ作成機能】

・イベント概要
・日程
・料金

テンプレートやカスタマイズ機能が充実しているシステムなら、自社のブランディングやキャンペーンにも柔軟に対応できます。訴求力の高いページを実現したい企業におすすめです。

リマインドメール・通知機能

イベント開催前に参加者へリマインドメールを自動送信できる機能は、出席率向上を後押ししてくれます。また、下記のタイミングを設定した通知を自動化すれば、運営側の負担を大幅に軽減できます。

【リマインドメール・通知機能】

・予約完了
・キャンセル待ち
・開催直前の案内

SMS通知やプッシュ通知に対応しているサービスもあり、情報伝達の確実性も高められるでしょう。

メルマガ配信・クーポン発行機能

イベント後のフォローやリピーターの獲得を目的に、メルマガ配信や割引クーポンの発行が可能な機能も注目されています。

参加者の興味・関心に合わせたコンテンツを送ることで、エンゲージメントを強化し、次回以降の集客につなげられます。キャンペーン施策と連動できる設計なら、マーケティング活用の幅が広がるでしょう。

QRコード発行・受付管理機能

イベント当日の受付業務を効率化するのが、QRコード発行・読み取りによる受付機能です。参加者はスマホでQRコードを提示するだけで、スムーズに入場できます。受付担当者は、混雑の緩和と正確な出席管理が可能です。

受付状況はリアルタイムで確認できるため、トラブル時の対応や参加率の把握にも役立ちます。

オンライン決済機能

有料イベントでは、事前に参加費を回収できるオンライン決済機能が重要です。下記のようにさまざまな決済手段に対応していれば、申し込みのハードルも下がります。

【オンライン決済機能】

・クレジットカード
・コンビニ決済
・PayPay

また、未決済者に対する自動リマインドも設定できるため、回収漏れを防ぎ、運営側の安心感も高まります。

イベント予約システムを導入するメリット

イベント予約システムを導入することで、下記のようなメリットを得られます。

【イベント予約システムの導入メリット】

・予約管理業務の大幅な効率化を図れる
・参加者にとって予約しやすくなる
・イベント運営の改善に役立つデータを収集できる
・決済や集金業務を自動化できる

詳しく見ていきましょう。

予約管理業務の大幅な効率化を図れる

予約システムの導入によって、下記の対応を一括で自動処理できるため、運営側の負担が激減します。

【対応を一括で自動処理機能】

・参加申し込みの受付
・予約数の管理
・リマインド通知

定員に達した時点で受付を締め切る設定も可能なため、手動で満席通知を送る手間も不要です。また、スタッフの人数を増やさずに大規模イベントにも対応でき、人的リソースの最適化にもつながります。

さらに、情報のリアルタイム共有が可能なので、当日の進行管理もスムーズになるでしょう。

参加者にとって予約しやすくなる

予約システムを導入すれば、参加者は24時間いつでもオンラインで予約できます。そのため、時間や場所に縛られず申し込みが完了します。

また、クレジットカードなどのオンライン決済に対応しているシステムなら、手続きもスムーズに行えます。

キャンセル対応機能付きのサービスを選べば、利用者と運営者双方の利便性を高めることも可能です。

イベント運営の改善に役立つデータを収集できる

予約システムでは、申し込みフォームで取得した下記のデータを蓄積・可視化できます。

【データを蓄積・可視化】

・参加者情報
・参加履歴
・アンケート結果

これらの情報は、イベントの改善やマーケティング施策に役立つ貴重なインサイトとなります。さらに、Google Analyticsと連携すれば、予約ページへの流入経路やユーザー行動を分析可能です。

集客効果の検証やPDCAにも活用できるでしょう。

決済・集金業務を自動化できる

オンライン決済機能によって、予約時点で参加費の支払いを完了させられるため、集金の手間が大幅に削減可能です。また、事前決済を導入すればドタキャンの抑止にもつながり、収益の安定性が向上します。

未払い者への自動リマインド機能も活用でき、支払い漏れ対策にも有効です。当日の受付業務もスムーズになり、イベント本来の運営に集中できる環境が整います。

関連記事:電子チケットのよくあるトラブル6選!転売防止の対処法も詳しく解説

イベント予約システムの選び方

イベント予約システムを導入する際は、機能性や操作性など、自社の運営スタイルやイベントの規模に適した条件を見極めることが大切です。ここでは、イベント予約システムの選び方を解説します。

【イベント予約システムの選び方】
・必要な機能が揃っているか
・操作性、ユーザビリティは高いか
・オンラインイベント、オフラインイベント両方に対応できるか
・セキュリティ、データ保護対策は万全か
・費用対効果、料金プランを確認する

それぞれ見ていきましょう。

必要な機能が揃っているか

下記のように、自社イベントに必要な機能を明確にしましょう。

【自社イベントに必要な機能】

・有料イベント:オンライン決済機能
・定員管理が必要:人数制限機能
・参加者のエンゲージメント向上:リマインド通知、アンケート機能

将来的なイベント拡大を見据え、他システムとの連携や機能追加に対応できるかについても確認しておくことが重要です。

操作性・ユーザビリティは高いか

どれほど多機能でも、使いにくいシステムでは導入効果が得られません。管理側の操作はもちろん、参加者にとっても予約フォームの使いやすさが重要です。

スマホ対応やUIの分かりやすさ、エラー表示の適切さなども確認しましょう。可能であれば、無料トライアルを利用し、実際の操作感や導入時のサポート体制も含めて評価するのがおすすめです。

オンラインイベント・オフラインイベント両方に対応できるか

現在は、リアル開催とオンライン配信を組み合わせた「ハイブリッドイベント」が主流です。そのため、どちらの形式にも対応できる柔軟性が求められます。

【どちらの形式にも対応ができる機能】

・ZoomやGoogle Meetとの連携機能
・配信リンクの自動送付
・現地用のQRコード受付機能

上記のように、開催形式に応じた対応力の有無を事前に確認しておくと安心です。

セキュリティ・データ保護対策は万全か

参加者の個人情報を扱うシステムだからこそ、セキュリティ対策の確認は必須です。下記の項目をチェックしましょう。

【セキュリティ対策必須項目】

・SSL通信による暗号化
・国際規格ISO27001の取得状況
・定期的なバックアップの有無

万が一の際に備え、サポート対応の速さや、管理画面上でのアクセス制限・操作履歴の記録機能があるかも重要な比較ポイントです。

関連記事:イベント管理システムのおすすめ12選比較!導入メリットや選び方は?

費用対効果・料金プランを確認する

料金面では、初期費用や月額料金だけでなく、参加者数・機能の使用状況に応じた追加料金が発生するケースも多いため、総額でのシミュレーションが必要です。無料プランの制限内容や、有料プランへの移行タイミングも事前に確認しておきましょう。

複数イベントの同時運用やサポート体制も含め、コストに見合った効果が得られるかを見極めることが大切です。

【徹底比較】イベント予約システムおすすめ10選

ここでは、おすすめの予約システムを10種厳選してご紹介します。

システム特徴
クラウドパス来場者管理・チケット販売を一括管理
Doorkeeperコミュニティ形成型イベントに強い
STORES予約店舗運営も兼ねる事業者に最適
RESERVA豊富な業種対応で幅広い用途に
リザエンセキュリティに特化したイベント予約システム
AirRESERVEAirシリーズ連携で店舗業務を効率化
Goope(グーペ)ホームページ制作とセットでイベント運営
EventRegist大型イベントや展示会に強み
SelectTypeデザイン性の高い予約フォーム作成
SuperSAASグローバルイベントにも対応

それぞれの特徴を見ていきましょう。

クラウドパス|来場者管理・チケット販売を一括管理

出典:クラウドパス

クラウドパスは、予約受付、決済連携、一括メール配信、当日の運営、フォローアップまで、イベント運営に必要な機能をワンストップで提供する管理システムです。
大規模なイベントから地域の催しまで、あらゆるシーンに柔軟に対応可能です。
さらに、QRコードを活用したスムーズな受付処理に加え、クラウド型システムのため、リアルタイムでの来場状況をどこからでも確認できます。
また、クラウドパスでは、イベント受付システムとしては珍しい以下の機能も標準で搭載しています。

【珍しい以下の機能も標準で搭載】
•ユーザー、管理者双方でのキャンセル操作
•チケットの再選択機能
•キャンセルポリシーに基づいた自動手数料計算と返金処理
•キャンセル後のチケット自動再販売

これにより、悪天候ややむを得ない事情によるイベント中止時も、一括でのメール配信や精算対応が可能となり、主催者・運営側の負担を大幅に軽減します。

Doorkeeper|コミュニティ形成型イベントに強い

出典:Doorkeeper

Doorkeeperは、単発のイベント運営だけでなく、継続的なコミュニティ構築を重視した設計が特徴です。ユーザーは、グループ単位でイベントを開催できます。フォロワーに対する一斉案内やリマインド配信が可能です。

オンライン決済・QRコード発行にも対応しており、参加者の満足度と主催者の効率化を両立します。イベントを通じて、顧客との関係性を深めたい企業や団体に最適です。

STORES予約|店舗運営も兼ねる事業者に最適

出典:STORES予約

STORES予約は、サロンやスクールなどリアル店舗を持つ事業者に特化した予約システムです。イベント予約だけでなく、日常の施術予約やスタッフ指名予約、顧客カルテの作成・管理にも対応しています。

Googleカレンダー連携やSMS・メールでの通知も可能です。予約と顧客情報を一元化できるため、事業全体の業務効率化を目指す店舗運営者に適しています。

RESERVA|豊富な業種対応で幅広い用途に

出典:RESERVA

RESERVAは、350以上の業種に対応する高い汎用性を持つ予約システムです。マルチデバイス対応で。スマホからの操作もスムーズ。

事前決済・アンケート機能・メルマガ配信など、マーケティング支援機能も充実しています。無料から始められるフリープランもあり、個人主催のイベントから企業主催の大規模カンファレンスまで、あらゆるシーンに柔軟に対応可能です。

リザエン|セキュリティに特化したイベント予約システム

出典:リザエン

リザエンは、ISO/IEC 27001認証やプライバシーマークを取得しており、セキュリティ面での信頼性が抜群の予約システムです。法人・官公庁・教育機関など、情報管理が求められる現場での導入実績も豊富。

カスタマイズ性も高く、API連携や権限設定にも対応しています。安心・安全を重視したイベント運営を行いたい企業に適しています。

AirRESERVE|Airシリーズ連携で店舗業務を効率化

出典:AirRESERVE

AirRESERVEは、AirレジやAirペイといった「Airシリーズ」との連携により、予約から決済・顧客管理までをワンストップで効率化できます。シンプルで直感的な操作画面と、キャンセル待ち・仮予約機能などの柔軟な設定項目が魅力です。

小規模店舗から多店舗展開を視野に入れた事業者まで、幅広いニーズに対応しています。

Goope(グーペ)|ホームページ制作とセットでイベント運営

出典:Goope(グーペ)
Goopeは、ホームページ制作とイベント予約フォームの作成が一体となったサービスです。テンプレート選択と文字入力だけで、簡単にイベントページが作成可能。動画、地図、SNS連携などの集客に有利な機能も搭載しています。

とくに、サイトを持っていない個人事業主や地域団体におすすめです。

EventRegist|大型イベントや展示会に強み

出典:EventRegist

EventRegistは、大規模なカンファレンスや展示会、法人主催イベントに最適化された予約管理システムです。チケット販売、参加者情報の一括管理、入退場記録など、プロ仕様の機能が多数搭載。

SNS拡散機能や複数言語対応も備えており、国内外からの参加者にも対応可能です。企業のプロモーション活動やBtoBイベントの強力なツールとなります。

SelectType|デザイン性の高い予約フォーム作成

出典:SelectType

SelectTypeは、テンプレートを活用し、デザイン性に優れた予約フォームを直感的に作成できるサービスです。豊富なテンプレートに加え、受付制限、事前決済、アンケート機能など、必要な要素を簡単に組み込めます。

Web制作の知識がなくても、自社ブランドにマッチした美しい予約ページを作成できます。見た目と機能の両立を求める方におすすめです。

SuperSAAS|グローバルイベントにも対応

出典:SuperSAAS

SuperSAASは、33言語・26通貨に対応しており、グローバルに展開するイベント運営者に最適な予約システムです。柔軟なカスタマイズ性を備え、既存Webサイトとの統合や外部ツールとの連携も容易に行えます。

無料プランから利用でき、低コストで多機能な運用を叶えられます。海外イベント、バイリンガル対応が求められるセミナーやウェビナーにおすすめです。

イベント管理業務を効率化するためのポイント

イベントの成功には、綿密な準備と当日のスムーズな運営、そして開催後のフォローが欠かせません。ここでは、イベントの工程に分けて、管理業務を効率化するためのポイントを解説します。

【管理業務を効率化するためのポイント】

・事前準備:予約受付、顧客情報管理を万全に
・当日運営:受付、進行管理をスムーズに
・イベント後:参加者フォローとデータ活用

詳しく見ていきましょう。

事前準備:予約受付・顧客情報管理を万全に

イベント準備では、スムーズな受付と顧客対応のために、予約受付と情報管理の仕組み作りが重要です。Web予約フォームを使えば、申し込み受付から参加者リストの作成までを自動化でき、入力ミスや対応漏れのリスクを大幅に減らせます。

予約時に氏名や連絡先、参加目的などの情報を収集しておくことで、当日の受付業務が簡素化されるだけでなく、イベント後のマーケティングにも活用可能です。とくに来場者の多い大規模イベントでは、事前準備の精度が当日の混乱防止と進行管理を行ううえでの重要なポイントです。

当日運営:受付・進行管理をスムーズに

イベント当日は、受付の効率化と現場のオペレーションが成否を分けます。QRコードを使ったチェックインやタブレット端末による受付を導入すれば、待ち時間を短縮し、参加者の満足度向上につながります。

さらに、スタッフの役割分担を明確にし、受付・誘導・問い合わせ対応などの業務を分業することで、現場の混乱を防げるでしょう。万が一のトラブルに備えて、マニュアルや対応フローも事前に共有しておくと、安心して運営できます。

イベント後:参加者フォローとデータ活用

イベント後のフォローアップは、リピーター獲得や次回開催への改善に直結します。アンケートの配信やサンキューメールの送付を自動化すれば、参加者との関係を維持しやすくなるでしょう。

また、予約時やアンケートで収集したデータを分析することで、集客方法や開催内容の改善点が明確になります。得られたフィードバックを次回に活かし、イベントの質と集客力の両方を高めましょう。

まとめ|自社に合ったイベント予約システムを導入しよう

イベント予約システムの導入は、業務効率化だけでなく、参加者満足度の向上にもつながります。自社の業種や運営スタイルに合ったツールを選ぶことで、事前準備から当日運営、事後のデータ活用まで一貫して最適化できます。

当社の「クラウドパス」は、施設運営・イベント運営の両面に対応できる多機能型システムです。チケット販売から来場管理、決済・顧客管理までをオールインワンで利用いただけます。業界でも導入しやすい価格帯と、運用時の不安に寄り添う丁寧なサポート体制も強みです。

短期イベントはもちろん、常設の施設運営にも柔軟に対応可能です。「イベントの質を高めながら、効率化も図りたい」とお考えの企業・団体様は、導入を検討してください。

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