クラパス活用術

電子チケットのよくあるトラブル6選!転売防止の対処法も詳しく解説

更新日:

投稿日:

電子チケットは利便性が高い反面、さまざまなトラブルが懸念されます。電子チケットを導入する際には、あらかじめ起こりうるトラブルの種類を把握し、具体的な対処法を理解しておくことが大切です。

本記事では、電子チケットのよくあるトラブルを6種類紹介します。さらに、不正転売を防止する対処法とおすすめの電子チケットシステムも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

電子チケットを導入した際のトラブルと対処法

電子チケットを導入した際のトラブルと対処法

電子チケットの導入には、さまざまなトラブルが懸念されます。ここでは6種類のトラブルと対処法を紹介します。

スマホの充電切れや通信制限

電子チケットはスマートフォンの故障やバッテリー切れが発生した場合に、チケットを表示できず入場できないリスクがあります。イベント当日にスマートフォンが利用できなくなると、楽しみにしていたイベントに参加できなくなる可能性があるでしょう。

このようなトラブルが発生した場合に備え、利用者側は事前にスマートフォンの充電を十分に行う、モバイルバッテリーを持参するなどの対策が必要です。また、万が一に備えて、主催者側のサポート体制や対応策を確認しておくことも重要です。

電子チケットシステムの中には、スクリーンショット機能やチケット情報をPDFなどでダウンロードできる機能もあります。主催者側はこのような機能によって、来場者の不安を軽減し、安心して電子チケットを利用してもらえるよう配慮することが大切です。

IDやパスワード忘れ

電子チケットは購入時に登録したIDやパスワードでログインし、チケットを表示する仕組みが一般的です。そのため、IDやパスワードを忘れてしまうと、チケットを表示できず入場できないトラブルが発生する可能性があります。

主催者側は、パスワード再設定機能や本人確認による対応などを設けることで、IDやパスワードを忘れた来場者に対応できる体制を整えておく必要があります。

さらに、チケット購入時やイベント前に、参加者へIDやパスワード管理の重要性を伝え、トラブル防止のアドバイスを行うことも効果的です。

イベント当日のシステムエラー

電子チケットは、システムエラーによるトラブルが発生することもあります。例えば、一部の電子チケットサービスでは転売防止のために、複数の端末でチケットを表示できないようにしています。このような場合、「ひとつの端末でしか電子チケットを開かないように」などの注意喚起を行う必要があるでしょう。

読み取り機などのシステムエラーを予防するには、システムの定期的なメンテナンスや負荷テストを行うことが大切です。また、障害発生時の対応マニュアルを作成しておくことで、トラブル発生時の対応をスムーズに行うことができるでしょう。

代替手段として、紙チケットの準備や入場者リストとの照合による入場許可などを検討しておくことも重要です。

QRコードの読み取りエラー

スマートフォンの画面の汚れや傷、明るさ不足、QRコードの表示不具合などが原因で、入場時にQRコードが読み取れず入場できないトラブルも考えられます。利用者側は、イベント前に画面を明るく設定し、画面割れを修理しておくことが推奨されます。

主催者側は、読み取り精度の高い機器を使用する、照明環境を整える、受付スタッフが手動でチケット情報を確認できる体制を整える、などの対策を検討する必要があります。

さらに、名前と予約番号での確認や身分証明書の提示などによる照合といった手作業での確認方法を用意しておくことで、スムーズな入場につなげられるでしょう。

インターネットの接続不良

電子チケットはインターネット接続が前提となるため、接続不良によってチケットが表示されないトラブルが発生する可能性があります。特に大規模イベントでは、多くの人が同時に回線を利用するため、接続が不安定になることが考えられます。

電子チケット導入時には、会場のインターネット環境を考慮し、イベントの規模に応じて慎重に検討することが重要です。事前に通信環境のテストを実施したり、来場者数を分散させる工夫をしたりするなど、接続不良によるトラブルを未然に防ぐ対策を講じることが大切です。 

オフラインでもチケット確認ができるようにする、通信障害発生時の対応を事前に周知するなどといった対策も求められます。

不正転売

電子チケットは便利な反面、不正転売が発生しやすいというリスクもあります。不正転売が行われると、正規の購入者がチケットを手に入れにくくなり、さらに高額で購入せざるを得ない状況が生まれてしまいます。

不正転売を防止するには、主催者側が対策を講じることが大切です。例えば、購入者情報をチケットに紐づけると、転売が困難になります。

また、転売防止機能のある電子チケットサービスを利用することも有効です。さらに、定価でのリセールサービスを提供することで、正規の価格でのチケット譲渡を促進できます。

不正転売によるトラブルを防止するために重要なこと

不正転売によるトラブルを防止するために重要なこと

上述した通り、電子チケットは不正転売に注意しなければなりません。

ここでは不正転売によるトラブルを防止するために重要なことを3つ紹介します。

公式サイトでの購入促進

公式サイトでの購入促進は、不正転売を防ぐための基本的な対策の一つです。公式サイトからの購入を促進することで、不正転売を抑制し、チケットの真偽保証や購入履歴の管理、トラブル時の迅速な対応を可能にします。

公式サイトの利便性を向上させることも重要です。使いやすいサイトにし、利用者が迷わずスムーズにチケットを購入できる環境を整えましょう。決済方法の選択肢を増やしたり、購入手続きを簡略化したりすることも有効です。

さらに、購入者向けのキャンペーンや特典を提供することもおすすめです。例えば、早期購入割引や限定グッズのプレゼントなどを実施すれば、公式サイトからの購入を促すことができます。また、SNSや広告を通じて積極的に告知を行い、公式サイトの存在を広く知ってもらうことも大切です。

チケットの発行と管理の徹底

チケットの発行と管理の徹底も不正転売を防ぐうえで非常に重要です。転売監視ツールを使用して、不正転売を早期に発見することも有効です。検知されたチケットを無効化したり、出品者に警告したりできれば、不正転売の抑止効果を高めることができるでしょう。

さらに、チケットに固有のIDを付け、購入者情報と紐づけることで、転売行為を監視しやすくなります。また、QRコードやバーコードを用いて入場時にチケットの真偽を確認し、不正を防止することも重要です。

転売防止機能を備えた電子チケットシステムを導入することで、より厳格なチケット販売管理が可能になります。転売防止に強い電子チケットシステムをお考えなら、クラウドパスをご検討ください。

リスクの周知や注意喚起

リスクの周知や注意喚起も、不正転売によるトラブルを防ぐために不可欠です。公式サイトやチケット購入ページ、SNSなどを通じて、不正転売のリスクや違法性を分かりやすく伝え、公式販売ルート以外での購入を控えるよう呼びかけましょう。

例えば、「不正転売で購入したチケットは無効になる可能性があります」「個人情報が悪用される危険性があります」といった具体的なリスクを提示し、公式サイトからの購入を促すことが重要です。

また、情報を積極的に発信し、顧客の理解を深めることも大切です。不正転売防止のための取り組みを紹介したり、被害事例を共有したりすることで、顧客の意識を高められます。さらに、メールマガジンやリーフレットの配布を通じて、正規の購入方法を広く周知し、啓発活動を行うことも有効です。

電子チケットのトラブルを未然に防ぐならクラウドパス

電子チケットのトラブルを未然に防ぐならクラウドパス

電子チケットは利便性が高い一方で、上述したようなトラブルも懸念されます。そこでおすすめなのが、チケット販売システムの「クラウドパス」です。

ここではクラウドパスとはなにかを説明し、クラウドパスを利用するメリットを3つ紹介します。

クラウドパスとは?

クラウドパスとは、イベント主催者向けの電子チケット発行・管理サービスです。チケット販売や入場管理、顧客データ分析などの機能を備え、イベント運営を効率化します。

スマートフォンでチケットを表示できるため、紙チケットの印刷・配送コストを削減し、来場者の利便性も向上させることが可能です。不正転売対策やマーケティング機能も充実しており、年間1,500件以上(※2023年実績)ものイベントや施設で利用いただいています。

クラウドパスを利用するメリット

クラウドパスを利用すれば、転売や偽造を防止できます。さらに、利用シーンに応じた最適な受付機器を導入でき、管理画面でチケット情報を確認することも可能です。

転売と偽造を防止できる

上述したように、電子チケットにとって不正転売は大きなリスクです。電子チケットを導入する際には、いかに不正転売を防止するかが重要です。

クラウドパスは電子チケットに購入者情報を紐づけることで、チケットの不正転売を防止します。また、入場時にQRコードを読み取ることで、チケットの真贋判定を行い、偽造チケットの利用を防ぎます。このような機能によりイベント主催者は安心してチケットを販売でき、来場者は正規のチケットを安心して購入できるでしょう。

また、ユニークなQRコードを発行し、同じ電子チケットが複数回利用されることを防ぐことができます。不正転売や偽造チケットのリスクを大幅に減らし、イベントの安全性を高めることができるでしょう。

利用シーンに応じた最適な受付機器を導入できる

電子チケットは、システムエラーやインターネット回線によって利用できなくなってしまう可能性もあります。クラウドパスなら「QRコード受付」「スタンプ受付」「入退場ゲート」など、利用シーンに応じた最適な受付機器を選ぶことができ、万が一のエラーやトラブルを防げます。

例えば、大規模イベントでは、複数同時読み取りに対応したゲート型端末などを利用することで、スムーズな入場を実現できます。一方、小規模イベントでは、スマートフォンやタブレットでQRコードを読み取る簡易的な受付も可能です。

さらに、混雑時に通信がうまくできないと予想される場合は、スクリーンショットを有効にし、通信の必要のないスタンプでの受付にする、といった使い方も可能です。

管理画面でチケット情報を確認できる

電子チケットは、ユーザーがIDやパスワードを忘れてしまう、といったリスクにも備えなければなりません。クラウドパスでは、チケットURLを削除してしまった場合でも、主催者側からボタンひとつで登録いただいたメールアドレスにチケット情報を再送信することが可能です。

また、携帯を持っていなくても、認証端末やスキャナーでの読み込みの場合は、購入後印刷してきたチケットでも受付できます。

クラウドパスで電子チケットを導入しよう

クラウドパスで電子チケットを導入しよう

電子チケットは多くのメリットがある一方、システムエラーや不正転売などのリスクも抱えています。主催者はこれらのトラブルを事前に予測し、適切な対策を講じる必要があります。

不正転売対策としては、公式サイトでの購入促進、チケット発行・管理の徹底、リスクの周知と注意喚起が重要です。特に公式サイトでの購入促進は、不正転売を抑制し、顧客との直接的な繋がりを築くためにも有効な手段です。

電子チケット導入を検討する際は、クラウドパスがおすすめです。クラウドパスは転売防止機能や多様な受付方法など、イベント運営を効率化し、トラブルを未然に防ぐための機能が充実しています。イベントや施設などさまざまなシーンにも対応しているため、まずは一度、お気軽にご相談ください。

クラパス活用術一覧