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フラッパーゲートとは?他のセキュリティゲートとの違いと導入事例
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チケット販売システムや入退場管理の導入を検討している方に向けて、「フラッパーゲート」とは何か、その仕組みや導入メリットをわかりやすく解説します。
近年では、オフィスや商業施設、イベント会場など、さまざまな場所でフラッパーゲートの導入が進んでいます。「どのような機能があるのか」「通過した人数を自動で管理できるのか」など、疑問を持つ方も多いでしょう。
そこで今回の記事では、フラッパーゲートの概要やメリット・デメリットに加え、より便利に利用するための連携システムをご紹介します。他のセキュリティゲートとの違いや導入事例も掲載していますので、参考にしていただければ導入すべきかどうか判断しやすくなるはずです。
目次
フラッパーゲートとは?

「フラッパーゲート」とは、出入り口に設置されるセキュリティゲートの一種で、IDカードや生体認証を連携させて、認証済みの人だけが出入りできるようにする仕組みです。
しかしセキュリティを強化するためのゲートは、フラッパーゲート以外にも見られます。他のゲートとどのように違うのか確認してみましょう。
フラッパーゲートと他ゲートの違い
フラッパーゲートと他のセキュリティゲートの主な違いは、開閉方式と設置環境の適性にあります。
ここでは代表的な4種類のゲートを比較し、それぞれの特徴を整理します。
| ゲートの種類 | 主な設置場所 | 特徴 |
|---|---|---|
| フラッパーゲート | 狭いスペース | ・板状の扉がゲートになる ・コンパクトな形状が多い ・通過しやすい |
| 回転式アームゲート | アミューズメント施設 | ・アームを押して回転させる ・こじ開け対策に強い ・通過に時間がかかる |
| ロータリーゲート | ホテル、施設 | ・10本ほどの金属バーがゲートになる ・サイズが大きい |
| 車両用セキュリティゲート | コインパーキング | ・車両専用のゲート ・長いバーやチェーンがゲートになる |
セキュリティゲートといえば、上記4つの種類がよく見られます。
フラッパーゲートは駅の改札のように、板状のゲートで入退場を制限する仕組みが特徴です。動きが早いため通過しやすく、ゲートは板のみであるため狭い場所でも設置できるでしょう。
回転式アームゲートやロータリーゲートは、バーがくるくると回転することによりゲートとなります。そのため回転のための時間や場所が必要となり、フラッパーゲートよりも通過時間が長く、広めの設置場所が必要です。
車両用セキュリティゲートはコインパーキングに設置されているゲートのことで、車両専用とされています。
以上のようにセキュリティゲートは形状や特徴、設置場所などの違いがあり、目的を明確にしたうえで選択しなければなりません。
フラッパーゲートの種類

前章では他のセキュリティゲートとの違いを紹介しましたが、フラッパーゲート自体にも複数のタイプがあり、設置目的に応じて特徴が異なります。これからフラッパーゲートを導入しようかと検討されているなら、まずは種類ごとの特徴を知っておくことが大切です。
種類①一方向/双方向タイプ
「一方向/双方向タイプ」とは、通行するための方向性のことです。
片方からしか通れないタイプを一方向タイプと呼び、反対側からも通れるタイプを双方向タイプと呼びます。たとえば入場口に一方向タイプのフラッパーゲートを設置していれば、入場はできるけど退場はできない形です。
フラッパーゲートには一方向しか通行できないタイプと、両方向から通行できるタイプの2種類があります。
種類②人数カウント機能付きタイプ
フラッパーゲートの中には、入退場の人数をカウントできる「人数カウント機能付きタイプ」も存在します。ゲートを通過した人数を自動で記録できるため、イベントでの来場者数の把握に役立ちます。
入退場人数の集計も自動で行われるため、人手によるカウント作業は不要です。
種類③非接触型センサー搭載タイプ
ゲートに接触せずに認証を行うタイプのフラッパーゲートを「非接触型センサー搭載タイプ」と呼びます。社員証やRFIDタグをセンサーに反応させ、ゲートを開閉するシステムです。
ゲートに対する接触がないため感染症対策にも役立ちます。また認証が迅速になり、時間あたりの認証人数も増加するため、利便性も高まります。
種類④顔認証・ICカード連携型
「顔認証・ICカード連携型」のフラッパーゲートとは、顔認証もしくは所持しているICカードを読み取ることでゲートの開閉を行うタイプです。ゲートに接触しない点では、ひとつ前に解説した「非接触型センサー搭載タイプ」の一種だと言えるでしょう。
生体認証やICカード連携ではセキュリティ性が高くなるため、セキュリティレベルをより高めたい場合にも適しています。
種類⑤QRコード認証型
「QRコード認証型」とは、スマートフォンに表示したQRコードや紙のチケットに印刷されたQRコードを読み取ることでゲートの開閉を行うフラッパーゲートです。
イベントや観光施設、展示会などの入場管理で広く利用されており、事前に発行した電子チケットや入場券と連携してスムーズな入退場を実現できます。
QRコードを専用スキャナーで読み取るだけで認証が完了するため、受付業務の効率化や待機列の緩和にもつながります。また、来場履歴のデータ化や入退場の管理をシステム上で行える点も特徴です。
フラッパーゲートの需要が高まっている理由

フラッパーゲートはセキュリティゲートの一種ですが、近年特に需要が拡大しています。その背景には、企業や施設におけるセキュリティ意識の向上や、勤怠・入退室管理の効率化ニーズの高まりがあります。
理由①セキュリティ意識の高まり
まずはセキュリティ意識が高まったことが理由のひとつです。従来のエントランス管理では、防ぎきれない犯罪が増加したことに由来します。
たとえば「共連れによる不正侵入」が最も有名ではないでしょうか。共連れとは、エントランスを通れる人物と一緒に、認証資格を受けていない人物が侵入してしまうことです。共連れでは従業員ではない人物でも、従業員と一緒であればエントランスを通れてしまいます。
しかしフラッパーゲートであれば、認証を受けた人物1人しか通過できません。共連れは不可能となり、セキュリティレベルがより強固になります。共連れによる不正侵入が増えたことによりセキュリティ意識が高まり、フラッパーゲートを導入する施設が増えたと考えられるでしょう。
理由②勤怠管理・来場者管理の効率化
フラッパーゲートの需要が高まった理由として、勤怠管理や来場者管理を効率化できる点も、需要が高まっている理由の一つです。ゲートと認証情報を連携させれば、従業員の出退勤時間を正確に把握し、不正打刻を防止できます。時間外労働時間を把握するためにも役立つでしょう。
またイベントなどで利用する場合でも、人力を必要とせず来場者管理が可能です。
フラッパーゲートはセキュリティレベルを向上させるだけでなく、勤怠管理や来場者管理の効率化にも貢献します。
理由③災害時・感染症対策としての役割
災害時に対応をスムーズにすることや、感染症対策を行う役割も担っているのがフラッパーゲートです。入退室管理を徹底できれば、従業員が無事に退出したかどうかを確認できます。非接触型のゲートを採用すれば、感染症対策にも役立つでしょう。
昨今では大規模な災害が起きたり、感染症が蔓延したりなど予測不能なことが多々起こりました。再度同じようなことが発生したときのために、フラッパーゲートを導入する施設やイベントも少なくありません。
フラッパーゲート導入のメリット

さまざまな理由によって需要が高まっているフラッパーゲート。導入するとどのようなメリットを感じられるのでしょうか?代表的な4つのメリットについて解説します。
メリット①不正侵入や内部不正を防止できる
フラッパーゲートとは、まず不正侵入や内部不正防止に大きく貢献するものです。認証を受けた人物しか通過できないため、共連れによる不正侵入も防げますし、逆通行もできません。
不正侵入があると内部の機密情報が外部に漏れてしまうこともあります。従業員によって流出することもあるでしょう。フラッパーゲートは認証を行うこと、入退出情報を記録することにより、不正侵入と内部不正を防止します。
メリット②警備員の配置コスト削減につながる
警備員にかかる配置コスト削減につながることもメリットのひとつです。
ゲートを設置せずエントランスのセキュリティレベルを高めようとすると、どうしても警備員の配置が必要となるもの。しかし警備員を配置するには人件費がかかります。24時間体制のセキュリティを築くなら、かなりのコストがかかるでしょう。
フラッパーゲートを導入すれば、警備員を配置することなく強固なセキュリティ体制を構築できます。警備員の人件費を削減できるため、コスト削減につながります。
メリット③スムーズな入退場で利用者の満足度も向上
入退場がスムーズになり、利用者の満足度も向上することもメリットでしょう。フラッパーゲートは回転式アームゲートやロータリーゲートに比べて、入退場にかかる時間が短縮されています。駅の改札と似た方式であるため使い方もわかりやすく、快適に利用できるはずです。
ゲートの使い方を説明する手間も不要で、特に不特定多数の方や来訪者が多いところに設置するところに適しているかもしれません。
メリット④入退館データの取得・分析が可能
入退館データを取得して分析に活用できる点も特徴の一つです。フラッパーゲートを導入すると、認証を受けて入退館した人物のデータが残ります。ゲートの中には、画像認識技術が搭載されているものがありますが、その場合入退館データを取得でき分析も可能となります。
取得したデータはたとえばイベントを開催したときに、入退館の流れや利用者の性別・年齢を分析するために利用できるでしょう。
フラッパーゲート導入のデメリット・注意点

フラッパーゲートには数々のメリットがあると解説しました。しかしデメリットや注意点があることも事実です。
導入を検討されているなら、デメリットや注意点についてもあらかじめ知っておきましょう。
デメリット①導入コストが高額になりやすい
ひとつめのデメリットは、導入コストが高額になりやすいことです。フラッパーゲートは高額であることが多く、1台あたり100万円以上の場合ございます。
そのため導入資金の準備が負担に感じられる場合もあります。
ただ警備員配置コストを削減できることを考えると、長期的な視点で見ればコスト削減につながる可能性もあります。
しかし導入時に必要となる費用は高額となるため、導入時の初期費用が高額になる点は、デメリットの一つです。
デメリット②停電・災害時のリスク
停電・災害時のリスクがあることもデメリットのひとつです。
フラッパーゲートは電動式のゲートであるため、停電になると稼働しません。そのため万が一災害が起きたときなどは、全く機能しなくなってしまいます。その隙に不正侵入があることも考えられますし、入退場のデータがすべて失われてしまう可能性もあるでしょう。
停電や災害の際にそのようなリスクがあることを知ったうえで、適切な対処法を事前に考えておく必要があります。
デメリット③単体では完全なセキュリティ対策にならない
フラッパーゲート単体では、完全なセキュリティ対策にならないことにも注意が必要です。フラッパーゲートとはセキュリティゲートではあるものの、認証に必要なカードを紛失すれば、認証を受けていない人物が入場してしまうことも。
セキュリティレベルをより高めるには、カメラやその他の認証システムと組み合わせることをおすすめします。セキュリティゲートとは言え、単体で完全なセキュリティになることはないと考えてください。
フラッパーゲートの価格目安

フラッパーゲートの価格は、1台100~300万円ほどが目安です。100万円ほどであれば安価な方です。フラッパーゲートであれば簡易版でも、1台200万円以上かかると考えた方が良いでしょう。
フラッパーゲートの導入事例

続いてはフラッパーゲートの導入事例をご紹介していきます。これから導入を検討されている方は、導入事例を確認して自社の目的に適しているかどうか判断するための参考にしてください。
事例①オフィスビルでの入退館管理
オフィスビルでは入退室管理や勤怠管理のためにフラッパーゲートが導入されています。またエントランスだけでなく、機密情報が保管されている場所への設置例も。セキュリティを高めながら勤怠管理を徹底したい場合に便利です。
事例②学校・教育機関での安全対策
学校や教育機関でも、安全対策として設置するケースが増えています。校内への出入り口に設置し、学生証や顔認証などで入退室管理を行うパターンです。
大学や専門学校で導入されていることが多く、生徒の身の安全を守るために効果的な方法だと考えられます。
事例③工場・建設現場でのセキュリティ強化
工場や建設現場におけるセキュリティ強化のために導入されている事例をご紹介します。入退場管理はもちろん、共連れによる不正侵入防止の意味を兼ねているケースがほとんどです。
特に工場では作業内容によって入室する従業員が異なることが多く、入退場管理が複雑になりがちであるため役立つでしょう。
事例④レジャー・観光施設での来場者管理
フラッパーゲートはレジャー・観光施設における来場者管理のためにも導入されています。チケットごとの予約状況を管理したり、来場者のデータを収集したりできます。
不正入場者に対して警告を発せられるシステムもあり、来場者を適切に管理する目的で導入されています。
フラッパーゲートとクラウドパスを連携した活用

フラッパーゲートとクラウドパスとの連携により、さらに利便性が高まります。クラウドパスの概要と、連携することのメリットについて見ていきましょう。
クラウドパスとは?
「クラウドパス」とは、チケットの販売・発券とともに来場者のデータを蓄積できるクラウド型チケット販売サービスのことです。チケットと予約状況を紐づけ、来場者を管理し蓄積したデータを分析にも活用できます。
入場受付の手間を省き、さらにデータ分析機能により運営改善にも役立つ機能を備えるのがクラウドパスです。
フラッパーゲートと連携するメリット
フラッパーゲートとクラウドパスを連携させると次のようなメリットがあります。
【メリット】
・チケット販売・発券・入退場管理を一元管理できる
・QRコード認証によるスムーズな入場受付を実現できる
・入場受付の人員配置を減らし、人件費や運営コストの削減につながる
・チケットの在庫や販売状況をリアルタイムで管理できる
・来場データを収集・分析し、運営改善に活用できる
フラッパーゲートを活用することで、QRコードチケットを読み取るだけで入場認証が行えるため、受付スタッフによる確認作業を減らすことができます。これにより、入場受付のための人員配置が不要、または最小限となり、人件費や管理コストの削減につながります。
さらに、クラウドパスと連携することで、チケットの発券から受付、入退場管理までを一元管理できるようになります。来場データも自動で記録されるため、イベントや施設運営の改善に役立つ分析データとして活用することが可能です。
フラッパーゲートを導入する際は、チケット販売や入退場管理と連携できるシステムを併用することで、より高い運営効率を実現できます。
クラウドパス活用イメージ
クラウドパスの主な活用方法には、次のような例があります。
【活用イメージ】
・チケットの販売に日時・定員の制限を設けて運営を効率化させる
・電子版の年間パスポート販売でリピーターを確保する
・入場ゲートを設置して正確・安全な入場者管理を行う
・複数のチケット販売チャネルを共通管理する
たとえばチケット販売の多様化や、複数チャネルの一元管理などに利用されるケースが多く見られます。もちろんフラッパーゲートとの連携によって、より正確かつ安全な入場管理を実施するためにも役立ちます。ご紹介した以外にも、アイデア次第でさまざまな活用方法が生まれるでしょう。
フラッパーゲート導入を検討中の方へ
フラッパーゲートの導入を検討されているなら、ぜひクラウドパスと連携をして活用してみてください。チケット販売との相性が非常に良く、イベントなどでフラッパーゲートを導入するなら、連携させることにより業務効率化が叶うでしょう。
チケット販売に関するほとんどの機能を集約化したシステムであり、さらにセキュリティレベルの向上、来場者データの取得も可能です。活用していただければ業務効率化によるコスト削減効果、来場者の満足度アップ、運営改善に役立ちます。
フラッパーゲートとはさまざまなシーンで役立つセキュリティゲート

いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことで、フラッパーゲートとはどのようなものか、活用方法も含めてご理解いただけたと思います。
フラッパーゲートはセキュリティレベル向上のためだけではなく、勤怠管理や来場者管理にも役立つものです。
特にイベントや施設で導入したいと検討されているなら、チケット販売システムであるクラウドパスと連携されるとさらに利便性が高まります。
チケット販売・入退場管理・データ分析など業務をデジタル化してより効率的にとお考えでしたら、ぜひフラッパーゲートとクラウドパスとの連携をお試しください。


