blue-ing!

電子チケット × アプリ連携で運営効率化と利用者満足度を同時に実現

JFA サッカー文化創造拠点様

【種別】
体験型アミューズメント施設
【来場者数】
約28万人
【導入時期】
2023年12月
【導入機器】
券売機
  • 先着
  • 日時指定
  • クーポン
  • チケット共通在庫
  • 顧客管理
  • 来場管理
  • システム開発
東京ドームシティblue-ing!券売機

導入施設について

blue-ing!は、公益財団法人日本サッカー協会が、サッカー文化の創造と発信を目的として東京ドームシティ内にオープンした体験型の複合施設です。
生成AI技術を活用した次世代型の体験コンテンツやデジタル展示を楽しめる「DISCOVERY」、人工芝が全面に敷き詰められたスペースにCAFE&BARとショップを併設した「PARK」の2つのエリアから構成され、サッカーファミリーはもちろん、普段、サッカーにあまり関わることのない方にも十分お楽しみいただける施設となっています。

導入背景

2023年12月のグランドオープンに際し、blue-ing!様では、
「自社のデジタル体験コンテンツアプリとの連携」
「オンラインで発行したクーポンを券売機でも利用可能にする仕組み」
「現地・オンライン販売を統合した在庫/売上管理」
といった複数の要件を満たす必要がありました。

しかし、これらを同時に実現できるチケット販売システムがなかなか見つからず、特に
・アプリ連携
・券売機でのクーポン利用
・オンライン/現地販売の一元管理
をカバーできるサービスが少なく、立ち上げ準備の中で大きな課題となっていました。

このような状況の中で、クラウドパスが上記要件をワンストップで対応できる点が評価され、導入に至りました。

導入の目的① – 日時指定 × 定員管理を一元化し、購入体験を最適化アプリとのシステム連携

blue-ing!様では、以下の3つの条件を同時に満たす販売仕組みが必要でした。

・日時指定が可能
・時間帯ごとの定員管理が可能
・複数券種をまとめて購入可能

しかし、他のシステムでは「日時指定はできても定員管理が不十分」「複数券種の同時購入は非対応」といった制約が多く、要件を同時に満たすサービスを見つけることは容易ではありませんでした。

クラウドパスなら、カレンダーから希望日時を選択でき、時間帯ごとに定員を設定可能。さらに、複数券種・複数枚を一度の申込で購入できるため、購入者は何度も決済を繰り返す必要がありません。

加えて、オンライン販売と券売機販売で“同じ条件”を適用できるため、チャネルごとに販売仕様を分ける必要がなく、現場の運営負担も大幅に軽減されます。

導入の目的② –オンライン/現地(券売機)の在庫をリアルタイム同期

施設にとって最も重要な課題のひとつは「在庫の一元管理」です。
一般的なチケットシステムでは、オンライン販売と券売機販売の在庫が別管理となり、売り越しやダブルチェックの手間が発生しがちです。

blue-ing!様もこの点を懸念されていましたが、クラウドパスなら販売チャネル間の在庫がリアルタイムに同期されるため、オーバーブッキングの心配がありません。

定員制イベントでも複数チャネルでの販売が安心して行え、売上や在庫は共通の管理画面で一元管理可能。
その結果、日次報告や在庫確認などの運営業務が大幅に削減され、少人数でも無人運営を支える基盤を構築できました。

導入の目的③ –既存アプリとのシームレス連携

blue-ing!様では、既存のJFA Passportアプリで体験システムを起動するQRコードを発行していました。
電子チケットを導入すると、来場者がクラウドパスの入場券とJFA PassportアプリのQRコード、2つのシステムを使い分ける必要があり、体験が分断される懸念がありました。

多くのシステムでは「基本連携のみ」「カスタマイズ不可」などの制約があり、この課題を解決できるサービスは見つかりませんでした。

しかしクラウドパスは、柔軟な開発、カスタマイズが可能。

・アプリで購入した電子チケットをそのまま現場で利用
・ユーザーがアプリを使い分ける必要のないシームレスな体験

これにより、既存アプリの価値を損なうことなく、デジタル体験を一貫して提供できています。

導入の目的④ -会員限定電子クーポンを“券売機でも使える”ようにする

会員向けのアプリ内クーポンを「券売機でも使えるようにしたい」というご要望に対し、クラウドパスではクーポンの券売機対応機能を新たに開発。

・オンライン購入が難しい方もクーポンを使える
・会員登録施策との連動も可能
といった運営・ユーザー双方にメリットを提供する形で実装しました。

導入効果・運用サービス

① 販売・売上管理の簡素化
オンライン販売と券売機販売の在庫・売上がリアルタイムで同期され、共通の管理画面で一元管理可能。複雑な日時指定・定員制・複数券種の同時購入も一度の申込で対応でき、販売設定や決済処理の手間を大幅に削減しました。

省人化・現場負担の軽減
在庫や販売状況の確認、日次報告、現金精算作業の手作業によるダブルチェックなどの運営業務を大幅に簡素化。さらに、券売機での無人販売にも対応しているため、少人数でもスムーズで効率的な現場運営が可能になりました。

アプリ連携による会員特典・施策活用
既存のJFA Passportアプリとシームレスに連携し、購入チケットとアプリ内QRコードを統合。会員クーポンや特典の利用を券売機でも可能にし、来場者にとって便利で統一感のあるデジタル体験を提供。これにより、会員施策や販促施策の効果も最大化が期待されます。