
クラパス活用術
【2025年最新】QRコード受付システム・アプリおすすめ10選!失敗しない選び方も解説
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受付業務を円滑に進める方法として、近年さまざまな「QRコード受付システム」が注目を集めています。とくに企業での導入を検討している場合、来訪者管理や受付作業の効率化は優先度の高い課題といえるでしょう。
本記事では、2025年の最新動向を踏まえたQRコード受付システム・アプリのおすすめ10選と、失敗しない選び方を解説します。システム導入で受付まわりをスムーズにし、企業のブランド価値を高める手がかりにしてください。
目次
QRコード受付システムとは
来訪者が提示するQRコードを読み取り、受付やチェックインなどの手続きを自動化する仕組みです。従来の受付では紙の名簿や手書きの記帳が必要でしたが、QRコードを用いることで高速かつ正確に情報を取得し、手続きの時間を大幅に減らせます。
QRコードはスマホの画面や紙など、さまざまな形で用意できるため、利用者も手軽に対応しやすい点が特徴です。企業においてはオフィスの来訪者管理やイベントの入場受付など、セキュリティと効率性の両面で役立ちます。
QRコード受付システムを導入するメリット

イベントや展示会の受付業務では、来場者の管理や効率的な運営が重要な課題となっています。QRコード受付システムを導入することで、これらの課題を効果的に解決できます。以下に、導入によるメリットをまとめました。
メリットの対象 | 具体的な内容 | 期待される効果 |
運営側 | 受付業務の自動化 | 人件費の削減、ミスの防止 |
来場者データのデジタル化 | マーケティングデータの活用、分析の効率化 | |
リアルタイムな来場者管理 | 会場のキャパシティ管理、セキュリティ向上 | |
来場者 | 受付時間の短縮 | 待ち時間の削減、スムーズな入場 |
非接触での受付完了 | 感染症対策、プライバシー保護 | |
双方 | ペーパーレス化 | 環境負荷の低減、コスト削減 |
このように、QRコード受付システムの導入は、業務効率の向上だけでなく、来場者の満足度向上にも大きく貢献します。
QRコード受付システムを導入するデメリット

QRコード受付システムは多くのメリットがある一方で、導入や運用に際して考慮すべき課題もあります。以下に、導入によるデメリットをまとめました。
課題の種類 | 具体的な内容 | 推奨される対策 |
技術面 | QRコードが読み取れない | 予備の受付方法を用意、照明環境の整備 |
運用面 | 機器の不具合やトラブル | バックアップ機器の準備、マニュアルの整備 |
人的面 | スタッフの操作習熟度 | 事前研修の実施、サポート体制の構築 |
インフラ面 | 通信環境の不安定さ | オフライン対応機能の確認、予備回線の確保 |
コスト面 | 初期導入費用の負担 | 費用対効果の検証、段階的な導入 |
セキュリティ面 | 個人情報の管理リスク | データ暗号化、アクセス権限の設定 |
これらの課題に対しては、事前の十分な準備と適切な対策が欠かせません。
QRコード受付システムを選ぶ際のポイント

QRコード受付システムを導入する際は、自社の利用目的や規模に合った機能を備えたサービスを選ぶことが大切です。以下では、3つのポイントを解説します。
・目的に適した機能があるか
・セキュリティに問題がないか
・サポート体制が整っているか
目的に適した機能があるか
まず運用する目的を明確にし、それを実現できる機能を備えたシステムを選ぶことが大切です。来訪者の受付管理に特化したいのか、顧客データを分析して販促活動に生かしたいのかなど、具体的な運用シーンを想定しましょう。
機能面を比較検討する際には、以下をチェックしてください。
・受付フローの柔軟性(画面カスタマイズや追加項目の設定など・連携のしやすさ(ほかのツールや社内システムとの統合)・データの可視化・分析機能(集客効果測定やリピーター管理)
こうした機能面を確認することで、導入後の運用効率を最大化しやすくなります。
セキュリティに問題がないか
QRコード受付システムを運用するうえで、個人情報や社内機密に関わるデータを取り扱う場合も多く、セキュリティ対策は必須です。また、データセンターのセキュリティ基準や稼働実績、障害発生時のバックアップ体制なども検討すべき要素です。
サイバー攻撃や情報漏洩が発生すると、企業イメージの低下や多額の賠償リスクが生じるおそれがあります。そのため、提供元がどのようなセキュリティポリシーを掲げ、定期的にアップデートやメンテナンスを行っているかを見極めることが大切です。
サポート体制が整っているか
システム導入後に予期せぬトラブルが発生した際、迅速かつ的確にサポートを受けられるかどうかは運用の安定性に直結します。導入時のセットアップ支援だけでなく、運用後の問い合わせ対応や定期的なアップデート情報の提供など、サポート体制を事前に把握しておきましょう。
また、担当者の専門知識やコミュニケーションの質によって導入効果に大きな差が出るため、トライアルを通じてサポート面の確認がおすすめです。
QRコード受付システム【イベント・展示会向け】
イベントや展示会の運営効率を高めるQRコード受付システムには、さまざまな製品やサービスが提供されています。以下5つのシステムについて、それぞれの特徴や導入メリットを解説します。
・CLOUD PASS(株式会社ユニエイム)
・展示会受付.com(株式会社システムフォワード)
・Q-PASS(株式会社コプロシステム)
・イーベ!(株式会社フラッグシステム)
・Peatix(Peatix Japan株式会社)
詳しく見ていきましょう。
CLOUD PASS(株式会社ユニエイム)

CLOUD PASS(クラパス)は、煩雑になりがちなチケット販売の業務を支えるワンストップサービスです。短期イベントから常設施設まで幅広い現場で活用でき、QRコード受付や座席管理、抽選など多彩な機能を一括で提供します。クラウドサービスを基盤としたカスタマイズにも対応しているため、施設やイベントの特有のオペレーションに合わせた柔軟な開発が可能です。
さらに、導入費やシステム利用料を業界最安値に設定し、コスト負担を抑えながら運用を開始できる点も大きな魅力といえます。365日対応のサポート体制や自動集計機能により、運営者は売上や来場者データを一元管理し、スムーズなチケット業務を実現できます。
展示会受付.com(株式会社システムフォワード)

展示会受付.comは、展示会やイベントの受付業務を一括管理できるシステムです。事前登録では来場者情報をCSVでアップロードするだけで、入退場の受付や来場データの照会・ダウンロードまで効率化できます。
さらに、セミナー受付やブース受付、簡易伝票登録など、運営形態に合わせて追加オプションを導入可能。退場時のQRコード読み取りによって滞在者数を把握する機能も備えており、複数会場の管理や名刺のAI読み取りといった幅広いニーズに応えられます。紙の手続きや人的ミスを削減し、運営者と来場者双方の利便性を高められる点が大きな魅力です。
Q-PASS(株式会社コプロシステム)

Q-PASSは、展示会やセミナー、社内イベントなど多様なシーンに対応するイベント受付・管理システムです。Q-BUSINESSでは申し込みフォームの作成や参加者データの管理を行い、Q-ENTRYを使えば来場者のQRコードを読み取るだけで入退場を簡単に記録できます。
Q-MOBILEは、スマホで受付や来場者の様子をリアルタイムで見られるため、スペースの限られた会場でも柔軟に運用可能です。オプション機能としてマイページやブースチェックイン機能も用意されており、オンライン配信やハイブリッド開催にも対応。料金プランはイベント規模に応じて設定されているため、小規模から大規模まで幅広く活用できます。
イーベ!(株式会社フラッグシステム)

イーベ!は、イベントやセミナーの告知・決済・アフターフォローを一元管理できる支援ツールです。クレジットカードやコンビニなど多彩な決済方法に対応し、未入金者への通知や自動リマインドメール機能で事前のトラブルを防止できます。
HTML・CSSによる自由度の高い申し込みページを作成できるうえ、参加者データはイベント終了後も保管されます。次回開催の告知や、ターゲットを絞ったメール配信が可能です。
さらにAWSのインフラ利用や脆弱性診断など、セキュリティ面でも配慮が行き届いているため、安心して運用できます。イベント運営に伴う入金管理や受付対応を効率化し、参加率と満足度を高めたい企業におすすめのサービスといえるでしょう。
Peatix(Peatix Japan株式会社)

Peatixは、有志の集まりから大型フェスまで、多様なイベントやコミュニティの運営をサポートするプラットフォームです。会員数は約840万人に上り、月間で多くのユーザーがイベント情報を検索・参加しています。
無料でイベントページを作成し、参加者募集からチケット販売・受付管理まで一元化。主催者の手間を削減可能です。クレジットカードやコンビニ決済など複数の支払い方法に対応している点も魅力で、事前の入金管理がスムーズに行えます。
さらに、グループ機能によって過去の参加者がフォロワーとして蓄積され、次回イベントの告知や連絡が簡単に行える仕組みも整備されています。オンライン配信サービスやサブスクリプション型の定額課金プランに対応しており、幅広いジャンル・規模のイベントを成功に導く総合的な支援ツールです。
QRコード受付システム【ハードウェア連携可能】
オフィスやビル管理において、セキュリティゲートや入退室管理システムとの連携が可能なQRコード受付システムの需要が高まっています。以下では、ハードウェア連携機能を備えた5つの主要システムについて解説します。
・CLOUD PASS(株式会社ユニエイム)
・RECEPTIONIST(株式会社RECEPTIONIST)
・ラクネコ(株式会社プロトソリューション)
・Smart at reception(M-SOLUTIONS株式会社)
・QuickReception(株式会社NSD)
・workhub Reception(株式会社ビットキー)
それぞれ見ていきましょう。
CLOUD PASS(株式会社ユニエイム)

CLOUD PASS(クラウドパス)は、QRコードを活用した受付システムとして、入退室管理やチケット販売など幅広いシーンで活用できるワンストップサービスです。
入退室管理においては、以下のような機能に対応可能です。
・QRコードをかざすだけの完全タッチレス受付
・入退場セキュリティゲート、電子錠との連携による入退館制限、管理
・クラウド上での来訪者履歴管理
・電子/カード両方の対応が可能
・幅広い種類のゲートに対応
また、API連携やシステム開発にも対応しており、施設の運用に合わせた最適なシステム構築が可能です。(※場合によっては、API連携やシステム開発を、対応できないケースもあります。)
さらに、導入費やシステム利用料は業界最安値に設定されており、コストを抑えながら運用を開始できる点も大きな魅力です。365日対応のサポート体制や自動集計機能により、売上・来場者データの一元管理が可能で、スムーズな受付業務を実現します。
RECEPTIONIST(株式会社RECEPTIONIST)

RECEPTIONISTは、iPadを利用したクラウド受付システムです。ビジネスチャットや電話通知など多彩な外部サービスとの連携によって、来客業務の効率化とセキュリティ強化を同時に実現します。
たとえば、QRコードをかざすだけの完全タッチレス受付や、ゲート・電子錠との連携による入退館制限、クラウド上での来訪者履歴管理などが搭載されています。さらに大企業向け機能として、ホールディングス機能やAzureADとの同期による社員情報の一括管理、SAML認証でのセキュアなログインにも対応。
組織規模の拡大や複数社が入居するオフィスにも柔軟に導入できます。カスタムボタンやアシスタント通知機能なども備え、企業ごとの運用ニーズに合わせたきめ細かな設定が可能です。
ラクネコ(株式会社プロトソリューション)

ラクネコは、iPadがなくても受付用QRコードを印刷するだけで運用できるクラウド受付システムです。カレンダー連携による招待メールやQRコードの自動送信で来訪者管理を効率化し、チャットツールへの通知など多彩な連携を備えています。Akerunとの連携を活用すれば、遠隔でドアを解錠して無人受付を実現することも可能です。
名刺撮影や手書き入力機能など、来訪者の状況に応じた柔軟な受付フローを構築できる点も魅力といえます。さらに「ラクネコRoom」と連動すれば、会議室の予約から受付手続きまで一括管理ができ、社内のコミュニケーションや来客対応をスムーズに進められます。
Smart at reception(M-SOLUTIONS株式会社)

Smart at receptionは、iPadを設置するだけで無人受付を実現するクラウド型システムです。電話やメール・チャット、Teamsビデオ通話など豊富な連絡方法を選択でき、担当者に直接アプローチできるため取り次ぎ業務が不要になります。事前に発行されたQRコードをかざすだけの簡単な操作で受付を済ませることが可能で、人との接触を減らしつつスムーズな案内ができる点も魅力です。
さらに、組織変更や部署異動があってもデータはクラウド上で一元管理され、Web上から手軽に情報を更新できます。こうした機能により、受付スタッフの人件費や来訪者の待ち時間を削減し、テレワークにも対応しやすい柔軟なオフィス環境を構築できるでしょう。
QuickReception(株式会社NSD)

QuickReceptionは、受付に設置されたQRコードを訪問者が読み込み、ワンクリックするだけで手続きが完了する完全非接触型受付システムです。Microsoft365と連携し、Outlookでの予定登録時に来訪者情報が自動反映されるため、二重入力や取り次ぎの手間を大幅に削減できます。
さらにTeamsへ直接通知が届くことで、担当者がスムーズに来客対応を行える点も魅力です。専用端末の導入が不要なうえ、企業ロゴに合わせたQRコードデザインを作成できるため、コストや手間を抑えながらブランディングにも役立ちます。
workhub Reception(株式会社ビットキー)

workhub Receptionは、月額3,000円から導入できるクラウド受付システムです。アポイント登録と同時にQRコードが自動発行され、来訪者は受付端末にかざすだけでチェックインが完了します。さらに、Googleなどのカレンダー連携やチャットツールへの来訪通知、スマートロックと連動した無人受付など、多彩な機能を備えている点が特徴です。
受付画面の色やアイコン、テキスト表示は柔軟にカスタマイズでき、オフィスのブランドイメージや運用形態に合わせた設定が可能です。従来の内線電話による受付対応を大幅に削減し、従業員が本来の業務に集中できる環境を実現する便利なツールといえます。
まとめ
QRコード受付システムは、受付業務の無人化や省人化、来訪者データの一元管理などを可能にし、業務効率化と顧客満足度向上に大きく寄与します。今回ご紹介した各サービスは、それぞれ異なる機能や特徴を備えているため、企業の規模や目的に応じて最適なシステムを選ぶことが大切です。
こうした受付のスマート化は、従業員の負担軽減はもちろん、企業のブランドイメージ向上やDXの促進にもつながります。受付業務を見直すことで、来訪者とのスムーズなコミュニケーションが生まれ、生産性向上にも大きく貢献するでしょう。